瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科の院長です。
今日は妊婦さんが受けられる歯科検診と治療についてです。
妊婦さんはどのタイミングにどんな治療なら受けられるのでしょうか
検診や治療を受けるタイミング
妊娠1ヶ月~4ヶ月の初期のうちは切迫流産の危険性があるので、緊急を要する治療が必要な場合以外は歯医者さんに行くのは控えた方が良いです。
妊娠5ヶ月を過ぎ安定期に入ったら、通常の治療を受ける事ができます。
その際に治療する側にも配慮が必要となるので必ず妊娠していることを歯医者さんに伝えてください。
妊娠8ヶ月を過ぎて後期に入ると陣痛がいつきてもおかしくない状態になりますから、できる事なら緊急以外での治療は控えた方が良いです。
つまり、上記の様につわりの時期を過ぎ、安定期に入ってから歯科検診を受けるのが望ましく、必要に応じて治療を受けることも可能です。
またお腹が大きくなればなる程、治療の姿勢を保つのが辛くなるので、妊娠後期に入る前に早めにすませておくのがオススメです
妊婦歯科検診の主な内容として
①虫歯の有無や歯ぐきの状態をチェックします。
②唾液から虫歯菌の量を調べることもあります。
③正しい歯磨きのやり方などのアドバイスが受けられます。
妊娠中や産後の歯の問題など気になる事は遠慮せずに相談しておきましょう
妊婦歯科検診を受けれる場所
近所の歯医者さん以外でも市区町村の保健所でも妊婦歯科検診を実地していることも多いので、お住いの自治体に問い合わせてみるのもよいと思います。
妊娠中の歯の治療で気になる事
レントゲン
レントゲンの撮影などは気にされる方が多いと思いますが、歯医者さんで使用しているレントゲンは放射線量が微量あり、口全体を写す場合でも1回につき約0.04ミリシーベルトほどになります。
ちなみにですが、1年間で人間が自然に浴びている放射線量は2.4ミリシーベルト程で、胎児に影響を及ぼす放射線量は50~100ミリシーベルトと言われていますから、殆ど心配しなくてもよい数値です。
またレントゲン撮影する際には防護エプロンも着用します。防護エプロンを着れば、被爆量はほぼゼロになりますので、安心して撮影して頂いて良いかと思われます
麻酔
治療をする際などに打つ麻酔はごく少量になります。
赤ちゃんや母体への影響を心配するほどのものではありませんから、安心して治療を受けてもらうには、少しの痛みに耐えて治療を受けるよりも麻酔を打ってもらった方が良いと思われます
鎮痛剤・抗生物質
100%問題のない薬剤というのは存在しませんが、妊婦さんには比較的、体に影響の少ない鎮痛剤、抗生物質を処方するようになっています。
ですから、必ず治療前に、妊娠中である事を告げるようにして下さい。
またそれでも心配だなと言う方は必要に応じて、かかりつけの産婦人科に相談してもらっても良いと思いますよ
治療の姿勢
お腹が大きくなってくると、歯医者さんの治療用のイスに仰向けの状態で長時間横たわるのはかなりしんどくなってきますよね
無理に我慢しないで、しんどい時には近くのスタッフに伝え、チェアーを起こしてもらいましょう
治療の内容
一般的な虫歯の治療であれば、安定期では可能になります。
虫歯が急に痛くなる事もありますよね、痛みを我慢せずにしっかりと治療を受けて頂くと良いと思います
妊娠中に痛くなりやすい、親知らずなどの外科処置に関しては、よほどの緊急
性がない限りは避けてもらう方が良いと思いますよ
もし妊婦さんでお困りの方は瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科までお越しください。