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ホワイトニングのメカニズム

瑞穂区桜山、4番出口駅より徒歩1分の桜山あしかり歯科です。

今日はホワイトニングのメカニズムについて書こうと思います。

ホワイトニングとは、ハブラシなどでは除去できない歯の内部の沈着色素を専用の薬剤により無色透明に分解することで、歯を白く見えるようにする方法であり、決して、歯を溶かしたり、削ったりするわけでなく、ホワイトニングによって、虫歯になりやすくなるということも一切ありません。

しかし、歯の変色には様々な原因があり、コーヒー、お茶、タバコなどの色素の歯の内部への沈着、加齢による変色、全身疾患に由来する歯の変色(テトラサイクリン歯)があります。

ホワイトニングに用いられる薬剤の主成分は過酸化水素になります。

過酸化水素は分解して、フリーラジカルを発生し、着色有機質の結合部分を切断します。この作用で、分子が小さくなり、無色透明に変わっていくのです。

この反応を促進して歯を白くするために、オフィスホワイトニングでは特殊な光を照射しています。

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ホワイトニングをするにあたっては、ある程度ここまで白くしたいという目標をまず定めます。

どの程度まで白くしたいかという目標は患者さんごとに違いますし、元の色のタイプによって漂白効果、白さにも差が生じます。

当然個人差はありますが白くなりにくいタイプの歯であっても、時間をかける事でかなりの改善は期待できます。

しかし、歯を白くするということには限度があります。

白い歯、というとどのような歯を想像しますか?誰の歯を想像するでしょうか?

元プロ野球選手や芸能人を思い浮かべる人がいるかもしれませんが、そのような白さを望まれる場合はホワイトニングの適応ではありません。

芸能人の方のような歯に関してはホワイトニングで自分の歯を白くしているわけではなく、セラミック等の差し歯で白くしているのです。

またホワイトニングの効果は永久ではありません。

やはり日常生活で無着色の物だけを食べたり飲んだりする事はできませんので、歯の色が半年~1年後に戻ってしまいます。これは、歯に色素が再沈着してくることで起こるもので、残念ながら現在のホワイトニングシステムではこれは避けられません。

ですが適切なホームケア、歯科医院でのメンテナンスで白い歯はより長持ちしますので、是非かかりつけの歯医者さんで聞いてみては如何でしょうか。

次回はホワイトニングの種類を書いてみようと思います。