瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科です。
今日はよく聞く歯茎が下がってきた気がするけど、これって年齢のせいなの?とよく聞かれるのですがその原因について書こうと思います。
答えを言うと、年齢が直接的な原因ではありません。
歯茎が下がる原因には歯周病のほか、強すぎるブラッシングや歯ぎしり、食いしばりなど色々なことが考えられます。
主な原因としては挙げると
①歯周病
進行すると骨(歯槽骨)が溶けて、歯茎も下がっていきます。
②オーバーブラッシング
間違った方法や強い力でブラッシングをすると歯茎に負担がかかり
歯茎が下がっていきます。
③歯ぎしりや食いしばり
歯に過度な力がかかると骨が溶けて歯茎が下がってくることがあります。
④歯並びが悪い
歯が磨きにくい為、歯周病のリスクが高まります。
また噛み合わせが悪くなり過度な力がかかりやすいので、歯茎が下がりやすくなります。
なお歯肉のタイプ、形状によってリスクも違います。
歯茎が下がった状態を歯肉退縮と言いますが、歯茎やその下にある骨(歯槽骨)の厚さによって歯肉退縮になるリスクの度合いは違います。歯茎が薄く、骨が薄い人は特に注意が必要です。
歯肉のタイプ別に書くと
骨も歯肉も厚いタイプー歯茎が下がるリスク低い
骨も歯肉も薄いタイプー歯茎が下がるリスク高い 日本人に多いと言われています
では日頃から歯茎を守る為にはどうしたら良いのでしょうか。
①ブラッシングと健診
丁寧な口腔内の清掃を心がけることが大事になります。
②歯磨きは力を抜いて優しく磨きます。
③歯ぎしりはマウスピースにより対策します
睡眠時などに過度な力がかかるのを防ぎます。
④歯並びが悪い場合は矯正も考えます
歯並びが悪いと清掃が難しかったり力がかかりすぎることもあるので、矯正を考えても良いと思います。
⑤歯がしみる知覚過敏はすぐ歯科に来院する
歯科医院には専用の治療材料がありますので、一度診察して頂く事をオススメします。
⑥歯茎が下がる事により歯の根っこが見えてきたら虫歯の要注意
歯周病で歯茎が下がると歯の根っこの虫歯(根面カリエス)リスクが高まります。
一度気になる方はかかりつけの歯科医院で診察してもらってはいかがでしょうか。