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歯の欠損の回復治療について

瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科です。

今日は歯の欠損(無くなったところ)の回復にはどのような治療があるかについてです。

残念な事に、歯が虫歯や歯槽膿漏などでやむを得ず抜歯し、

歯を失ってしまったところをそのまま放置していると

①かみ合わせが悪くなって物がしっかりと嚙めなくなる

②残った歯に負担がかかるために歯周病や虫歯にかかりやすくなる

③肩こりや頭痛などの不定愁訴の原因となる

④抜いた奥の歯が前に倒れて来て、噛み合わせが狂ってしまう

など様々な悪影響が及ぶ場合があります。なので、放置せずに歯科医院で

部分入れ歯(義歯)やブリッジ、インプラントなどの適切な治療をすることが大切です。

今回はBr(ブリッジ)と部分入れ歯の違いについて説明します。

ブリッジとは歯がないところの隣の歯を利用して、連結した被せものをセメントでくっつけます。

これはご自身では取り外しできない方法です。

ブリッジの長所として

①自分の歯とほとんど同じ感覚で噛める。

②入れ歯と比べると、固定式なので違和感が少ない。

③保険治療で行うことができる。

④保険外治療(セラミック等)を行えば、見た目の仕上がりもほぼ自分の歯と同様にすることが出来る。

ブリッジの短所

①周囲の歯を削る必要がある。

②保険治療では金属が多く露出するので見た目が気になる。

③歯のない部分の骨が次第にやせていくことがある。

④土台となる歯が、多くの噛む力を負担することになるので、しっかりとメインテナンスを行わないと、トラブルが起こってくる可能性がある。

などが挙げられます。

次に入れ歯とはブリッジと違い、取り外しができ床と呼ばれる歯茎に相当する部分があるのが入れ歯になります。

ブリッジと比べ歯を回復するために大きな装置を入れることになります。また、口の中で入れ歯を安定させるために天然歯にバネをひっかけます。

欠損範囲が大きい場合は、土台となる歯に大きな負荷がかかりすぎるためブリッジ治療が行えなくなってしまいます。その場合は取り外しが行える部分入れ歯によって歯を回復します。

入れ歯の長所

①ブリッジでは適応できないような広範囲の欠損に有効。

②健全な歯をほとんど削らずに補うことができる。

③取り外しができるので手入れが簡単である。

④保険治療で行うことが出来る。

ブリッジの短所

①バネによる隣の歯への負担が大きくなる。

②咬む力が健康な状態に比べて20%~30%くらいになる。

③口の中で動きやすく、痛みが伴うことがある。

④食べ物が挟まったり、装置が大きいので違和感が強い。

⑤発音しにくい場合がある。

などが挙げられます。

このようにブリッジ、部分入れ歯ともにそれぞれ長所、短所がありますのでよく理解してどちらにするか判断する必要があります。

また、ブリッジか部分入れ歯を選んだ後、それぞれの短所を補うための保険外の治療(自由診療)を選択することもできます。

例えばブリッジの場合でしたら、金属の露出部分が多くなり審美的に不満がある場合は、セラミックやハイブリッドセラミックなどによって金属の露出部分をなくしたり、金属を使わないブリッジを選ぶことが出来ます。

また部分入れ歯でも金属のバネがない部分入れ歯など選択でき、入れ歯やブリッジを入れていることが他人から気付かれないようにできます。

これら二つの治療以外で歯を補う方法としてインプラント(人工歯根)といわれる方法もあります。これはブリッジと部分入れ歯のそれぞれの短所をなくした優れた治療法ですが、デメリットがないということではありません。

この辺りはしっかりとかかりつけの歯科医院に説明をしてもらい、判断すると良いと思いますよ。