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銀の詰め物について

瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科です。

今日は銀の詰め物についてです。

結構皆さんの口の中に銀の詰め物であったり、銀の被せ物が入っているのではないでしょうか。

先日の患者さんとの会話になります。

Kr「先生、銀の詰め物って白の詰め物に変えれたりしないのですか?」

Dr「いつ入れられた詰め物なのですか?」

Kr「先日、会社の近くの歯医者さんに行って、入れてもらったんですけど」

Dr「入れたばっかりであれば、また歯を削るのもどうかなと思いますけど」

Kr「そうなんですね。型取りをしたと思ったら、銀の詰め物が入ってました」

Dr「可能性としては虫歯が大きくて白い詰め物ではカバーするのが

  難しかったのかもしれませんね」

Dr「虫歯の範囲が広いと、銀の詰め物になったり、保険外でセラミックの

  詰め物にしたりする事が多いですよ」

Kr「そうなんですね。」

Kr「使ってみて、どうしても気になる様だったらやり変えて下さい」

Dr「分かりました」

こんな会話でした。

出来れば銀の詰め物やかぶせ物は入れたくないですよね。

そこを踏まえた上で、詳しくみていきましょう!

銀の詰め物

銀の詰め物はインレーと言います。主に奥歯の歯と歯の間にできた虫歯を取り除いた後の修復や、虫歯を取りきった範囲が大きい時などに使われる修復方法になります。

インレーは素材は保険では金属(銀)になります。(保険外では金属もありますし、セラミック等、他の材料で作られているものもあります。)金属は性質として多少延びるので噛む力に対して大きな耐久性を持っています。窩洞を整えた後に歯型を取り通常なら1週間ほどでできてきます。

インレーのメリット、デメリット

メリットとしては金属に耐久性があるので簡単に詰め物が欠けたりなどはしにくいです。隙間まである大きな虫歯の場合(特に奥歯)は先日お話ししたCRでは回復がかなり難しいです。それは隙間の回復がしにくい為に物が挟まりやすくなってしまう事もあります。インレーはそのような隙間の回復に向いています。他にも保険適用になるので治療費が安いといったのもメリットになります。

デメリットとしては金属で作られてますので審美的な面ではあまり綺麗ではありませんし、見た目が気になる方が多いです。また金属アレルギーを持っている方には使用する事はできません。

また、何年、年十年と使っているうちに歯と詰め物に境目ができやすく適合が悪くなり、2次カリエス(隙間から虫歯ができてしまうこと)が起こってくる事があります。

虫歯の大きさにより、CRや金属のインレーで歯牙の形態を回復していく事になりますが、先生によってはひとまず詰め物であれば、CR(白い樹脂)で治療をして、何かトラブルが起こってきた場合は金属に移行するとされている先生もいますので、まずかかりつけの先生に治療される前に聞いておくのが良いと思いますよ。