桜山あしかり歯科の芦刈了平です。
この前3歳児検診に行った時のお子さんとそのお母さんとの会話です。
Dr『今日は~少しお口の中見せてね~』
Dr『この子は指しゃぶりをしますか?』
Kr『そうなんです。やめさせようと思ってもふと見るとまた指しゃぶりをしていて、
どうにかならないもんですかね?』
Dr『指しゃぶりは生後2~4ヶ月頃から始める赤ちゃんもいますが、これは
成長していっている証拠なので赤ちゃんの頃は無理に辞めさせる必要は
ないのですが、3歳頃までの指しゃぶりはあまり神経質になる必要はな
いですけど、4歳以降になってまでしていると歯並びや噛み合わせに影
響してきますからね。
大体は3歳を目処にほとんどのお子さんが辞めるんですけどね。』
Kr『なんとか辞める方法はありますか?』
Dr『方法としては
①遊びに集中できる環境を作る
赤ちゃんは退屈で手持ち無沙汰だと指しゃぶりをすることがあるので
子供が楽しく遊べる環境を用意してあげることが大事なポイントですね。
②スキンシップを多くとる
子供によっては不安やストレスが原因で指しゃぶりをする子もいます
のでスキンシップを多く取りながらしっかり受け止めてあげる事が
大事になります。
③言い聞かせる
4歳以降になると何故指しゃぶりが良くないのかが理解できるように
なるので、一度お父さんやお母さんが言い聞かせて見るといった
やめさせ方がお勧めにはなります。
④テーピングや絆創膏を利用してみる
指しゃぶりをしすぎると指にタコができたり、皮がめくれたりします
ので、その時に少し大げさにテーピングをする、お気に入りの絆創膏を
貼ってあげるですね。
⑤指しゃぶりから気をそらせる
指しゃぶりをしそうになったら、何かおもちゃを差し出したり
呼びかけたりして、なるべく指しゃぶりをしそうになったら
気をそらせるような言葉をかけてあげると言った所でしょうか。』
Kr 『分かりました!一度そのように頑張ってみます!』
このように指しゃぶりを続けていると、噛み合わせなど色々な問題が出てくる可能性があります。気になった方は是非かかりつけの歯科医院に聞いてみましょう!