瑞穂区桜山駅４番出口より徒歩１分の桜山あしかり歯科の院長です。

皆さん、知ってますか？今日は歯ぎしりについてです

歯医者さんに行って「夜寝てる時に歯ぎしりはありますか？」って聞かれた事はありますよね？

この前の患者さんとの会話です。

Kr「先生、私って歯ぎしりがあると思うんですけど、どう思いますか？」

Dr「そうですね、恐らく歯ぎしりはあると思いますよ」

Kr「やっぱり、そうですか！？」

Kr「ちなみに何で私が歯ぎしりがあるって分かるんですか？」

Dr「そうですね、例えば下の歯を限界まで、右側まで動かしてもらっていいですか？」

Kr「右側ですか？あれっ、中々難しい笑」

Dr「いきなり言われても中々難しいですよね笑　鏡を見て動かすと、やりやすいですよ」

Kr「ああ、なるほど。こんな感じに動かすのね」

Dr「こう見た時に下の歯をかなり右側まで動かさないと、上の歯と下の歯の断面が
　　合わないですよね

　　通常、日常でここまで下の歯を限界まで動かす事ってあると思います？

　　例えば食事の時でもここまで下の歯は動かさないですよね？」

Dr「こう見ると、恐らく寝てる時に歯ぎしりをして下の歯を前後左右に限界まで動かしているわけです」

Kr「なるほど～確かにこう見ると、上の歯と下の歯が擦り合う所がありますね」

Dr「そうです、ですので恐らく歯ぎしりを少なからずしていると思われますね」

このような会話でした。

通常、寝てる間の歯ぎしりは当然自分では気付かず、家族に指摘されないとなかなか自分では分かりづらいものなのですが実は歯医者さんが歯ぎしりがあるか聞く時に見ている場所があるのです。それは上下の歯がすり減っていて、歯の断面がぴったり合うかどうかです。

歯ぎしりをしているのだからよくよく考えれば当然と思われるかもしれませんが、具体的には

①歯がすり減っている位置

②年齢から見た歯のすり減り具合

③歯が少し揺れているかどうか

④歯がしみたりするかの有無

⑤歯と歯ぐきの間に歯がすり減っている窪みがあるか

などと色々見て総合的に判断をします。

歯ぎしりをしている際であったり、歯を横にスライドさせる場合は、八重歯になってるなど特別な場合を除いて多くが糸切り歯(犬歯)で擦れます。

（ちなみに八重歯とは上の歯の前から３番目に生える犬歯が両隣の歯よりも外側に飛び出してしまっている位置の状態の事を言います）

年齢を考慮するのは歯ぎしりがなくても食事をしていれば歯は当然多少擦れていきますので、年齢から見て通常より犬歯がする減っていないかを確認するためです。

歯ぎしりがあると例外を除いてやはり糸切り歯から磨り減りやすいです。

そして糸切り歯がすり減ってくると今度はその奥の歯が当たってきて結果奥歯もすり減ってくるようになります。

このようにして、歯ぎしりをしているかどうかの診断の目安にしているわけですね。

歯ぎしりを長期間していると、様々な症状が出てきやすくなります。

どうしても起きた時に顎がだるくなったり、顎の関節の周りが痛くなったり、口が開けにくい、口の中の症状ですと歯が突然冷たいものにしみたり、何か物を噛んだ時に痛くなったりしてきます。

このような症状がある場合、もしかしたら歯ぎしりがあるかもしれませんよ？

寝てる時の歯ぎしりやくいしばりは、将来的に歯のトラブルの元になる事が多いです。

お困りの方は瑞穂区桜山駅４番出口より徒歩１分の桜山あしかり歯科までお越し下さい。