桜山あしかり歯科の芦刈了平です。
今日はスポーツマウスピースについてです
実はスポーツによる負傷の約30%が、口に関係する怪我といわれているのをご存知ですか?
そのため、ボクシングやラグビー、格闘技など様々なスポーツで、口の中に入れるマウスピースの装着が義務付けられているんですよ
また、噛み合わせの矯正ができる精密なマウスピースを装着する事で、運動能力が飛躍的に高まることが報告されています。
実際、僕は自分でもこのスポーツマウスピースを作成して運動をするときには必ず使用するようにしています
マウスピース(マウスガード)は口の中の保護装置で、マウスプロテクターなどとも呼ばれていて、マウスピース(マウスガード)は外力から顎と口のまわりへの衝撃をやわらげてくれるだけではなく、外力による歯の破折や、顎の骨折、口の中・口の外の軟組織(唇や頬っぺたなど)のケガを防止するものです。またマウスピースを付ける事により脳震盪の予防にもなります。
マウスピース(マウスガード)は、上顎の歯につけることが多いのですが、(例えばアメリカンフットボール、ラグビー、ラクロス、格闘技)スポーツによっては下のほうに付ける競技もあります。(野球、ゴルフ、テニスなど)
ここでスポーツマウスピースを付けるにあたっての注意点を
マウスピース(マウスガード)にはスポーツ用品店やホームセンターなどで販売されている安くて簡易型のものもありますが、口をあけるとすぐに落ちてしまったり、正しい咬み合わせができず顎関節(がくかんせつ)を痛めるなど、かえって危険なことがあります。また正しい噛み合わせで作成していないので、パフォーマンスにも影響してきます
なので必ず歯科医院で型をとって精密に作るものが安全だと思います
正しいマウスピース(マウスガード)の使用は、からだのバランスの安定、筋力の向上がみられるという研究データがあります。競技の種類によっては、競技力が向上すると報告されていますので、歯科医院でつねにチェックしてもらいましょう。
マウスピース(マウスガード)の多様な効果
①食いしばりから歯を守る
②口腔・口唇周辺部の裂傷予防
③顎部の骨折の予防
④下顎をわずかに前方へ回転させる事により顎関節への圧迫の防止
⑤脳震盪の予防
さらに装着することによって、安心感の増大という大きな効果があり、アグレッシブなプレー、ファインプレーに結びつきます。
気になる方は歯科医院に行って作成してもらっては如何でしょうか