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乳歯と永久歯の関係について

瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科の院長です。

今日は乳歯と永久歯の関係についてです。

まず乳歯は、全て大人の歯に生え変わるまでとても重要な役割を担っています。それは永久歯の歯並びに関係してきます。

乳歯が虫歯になっても永久歯が虫歯にならなければいいでしょ??みたいな事をよく聞かれたりするのですが、そうではありません!

乳歯が虫歯になってしまい、自然に抜ける年齢よりも早く歯が抜けてしまったり、あるいは残念にも乳歯を抜かなければならないこともあります。

乳歯が脱落してしまうと顎の骨が正しく成長しない事があります。

(顎の成長は男の子で中学校1年生まで、女の子ですと小学校6年生まで)そうなると永久歯の生えるスペースが狭くなったりなくなったりしてしまいます。結果、本来生えるところとは違うところから生えてきてしまったり、顎の中に埋まって永久歯が出てこなくなってしまうということが度々起きます。

ではまず乳歯を虫歯にしないためにはどの様にしたら良いでしょうか?

まずは毎日のブラッシングになります。特に年齢が小さいとき(乳歯の前歯が生えてきた時)から習慣づけると良いと思います。

しかし中々お子さんは歯ブラシを嫌がる場合が多いと思います。

最初はガーゼなどでぬぐってあげるのでも良いと思います。

しかし最終的には歯ブラシで歯を磨く習慣をつけるととても良いですね。

親御さんが楽しそうに歯ブラシをしたりする姿を見せてあげたり、子供の前で歯ブラシをして『後で◯◯君もやろうね〜』と声がけをすると、子供も興味を持ちやすいと思いますよ。

本来は夜、ご飯を食べた後に磨くのが理想的ですが、中々磨かせてくれない事も多いと思いますので、まずは慣れる意味でも例えばお子さんの機嫌の良い時などに歯ブラシをさせてくれる練習をしても良いと思いますよ!

乳歯が生えそろったら、フロスを使って歯と歯の隙間も磨いてあげると良いですね。年齢があがるとお菓子や甘いものを食べる機会も増え、歯と歯の隙間や奥歯の溝が虫歯になりやすくなります。

後は予防填塞(シーラント)も非常に良いですね。シーラントとは歯の溝を薄いプラスチックで塞ぐ虫歯予防法です。

奥歯の乳歯や6歳臼歯(奥歯で最初に生える歯)に用いることが多いです。奥歯の溝は複雑な形をしており溝も深いので歯ブラシの毛先が入りにくく虫歯になってしまうことがありますが、シーラントで奥歯の溝を塞ぐことにより、奥歯の溝の虫歯を防ぐことが可能になります。

またシーラントにはフッ素が含まれていますので虫歯になりかけの歯は再石灰化を期待することができます。

毎日のブラッシングや定期的なフッ素塗布などでなるべくお子さんの乳歯を虫歯にしないように心がけてくださいね!