瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科の院長です。
今日は子供の歯ぎしりについてです。
この前のお母さんとの会話になります。
Kr「この子、夜寝てる時に歯ぎしりをこの前してたんですよ」
Dr「子供も歯ぎしりはするので大丈夫ですよ」
Kr「そうなんですか?!」
Kr「大人がするものだと思っていましたので、ビックリしてしまって」
Kr「この子、ストレスでもあるのかしら」
Dr「子供の頃の歯ぎしりは成長過程の準備と言われていますので、
時期がくれば自然となくなりますので、心配しなくて大丈夫ですよ」
Kr「そうなんですね。先生の言われる様に少し見守りたいと思います」
この様な会話でした。
実は歯ぎしりは大人だけがするものではありません。子供も歯ぎしりってするんですよ。ビックリですよね。
子どもが寝ているときにギリギリと歯ぎしりをしていたり、たまに起きているときでさえ、前歯をキュッ、キュッとこすりあわせている事もある、お母さんからそんな心配の声を聞くことがあります。
でも、子どもの歯ぎしりは、実はそれほど珍しいものではありませんのでご心配はいりません。
ではどのくらいから歯ぎしりが始まるのでしょうか。
乳幼時期(1~4歳)
赤ちゃんのとき、上下の乳中切歯が生えはじめると、歯ぎしりが起こることがあります。実はこれは生えたての歯が気になってしまったり、あごの位置を決めようとしていたり、成長過程での準備といわれております。
赤ちゃんの歯ぎしりは、時期がくれば自然となくなることが多いので、無理にやめさせようとせず、暖かく見守りましょう。
児童・学童期(4~12歳)
児童・学童期では顎がどんどん成長し、永久歯の生えかわり時期になります。寝ているときには体を動かすのと同じように顎を動かしているのです。
この顎を動かす事自体が歯ぎしりが癖になってしまっている事が多いのです。また悩み事や心配事があると歯ぎしりをしてしまうそうです。
乳歯は永久歯に比べてやわらかいので、すり減り方も早いのですが、筋肉や顎関節には柔軟性があり、顎が痛いや歯がしみるなどの症状が出ることはあまり少ないと思われます。
思春期(12~18歳)
中学生・高校生になると、学校での心配事や試験や受験などによるストレスでブラキシズムが起きることもあります。症状としては、むし歯でもないのに歯がしみてきたり、あるいは食事のときに顎が痛くなったりといったものがあります。
ただ、ストレスの原因が解決すると、まだ治らないほどの癖にはなっておらず、自然に症状がおさまることが多いようです。
ご自分のお子さんが歯ぎしりをしている!と心配になる方もたくさんいますが、殆どの場合、自然になくなっていくことの方が多いので心配はありませんが、それでもお子さんの事で心配だという方は、歯医者さんで相談してみては如何でしょうか