瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科の院長です。
今日は閉塞性睡眠時無呼吸症候群について書こうと思います。
先日の患者さんとの会話になります。
Kr「先生、最近日中が凄く眠くなるんですよ」
Dr「夜、寝るのが遅いんですか??」
Kr「そんな事は無いですし、むしろ早く寝てる方だと思いますけど」
Dr「そうですか、いびきとかかきますか?」
Kr「いびきはかきますね、それが何か関係あるんですか?」
Dr「もしかすると睡眠時無呼吸症候群かもしれませんね」
Kr「なんか聞いた事がありますね、なんでしたっけ?」
Dr「睡眠時無呼吸症候群とは睡眠時に呼吸が弱くなったり、停止したり
する事によって体内の酸素濃度が下がって睡眠が障害される事によって
日中の眠気や頭痛が起こったりする病気になります」
Kr「あっ、それ聞いた事あります!」
Dr「睡眠時無呼吸症候群は治療法がいくつかあります。
皆さん、対症療法のCPAPや歯科で行える口腔内装置治療、あとは
側臥位での睡眠サポートする睡眠指導などが主に行われている
治療ですかね」
Kr「歯科で行える口腔内装置ってどんなものなんですか?」
Dr「歯科で作成するのは上下一体型のマウスピースを装着して寝てもらう
ものになりますね」
Kr「それってすぐ作ってもらえるんですか??」
Dr「いえ、歯科の診断だけで製作はできませんので、その担当医師から
診療情報提供に基づく治療依頼を受けた場合に作製する事が
できるんです」
Dr「医科では耳鼻咽喉科や呼吸器内科で睡眠時無呼吸症候群の治療、診断
をしてもらえると思いますよ」
Kr「なるほど、では一度受診してみようと思います!」
このような会話でした。
睡眠時無呼吸症候群とは寝ている時に息が止まり、いびきをかく事により
睡眠の質が悪くなり、昼間に眠たくなったり血圧が上がったり、また心臓や
血管に負担がかかる病気になります。
睡眠時無呼吸症候群の患者さんは寝ている時に長くて2分間息が止まっている方もおられ、その時の経皮的動脈血酸素飽和度は60%まで低下し脈拍は200回近くまで上昇します。
通常の起きている時に2分間息を止めてみるとわかるのですが、かなり息苦しくて心臓がドキドキするのが分かると思います。
睡眠時無呼吸症候群はこの状態が寝ている間にずっと繰り返されるのです。
しかも多くの患者さんは寝ている為に気づいていないのです。
これだけ体に酸素が足りない状況が続くと、体に負担がかかり熟睡できるわけがないのです。
このように睡眠時無呼吸症候群はイビキをかくだけの病気でなく様々な病気を引き起こす怖い病気ですので、もしお困りの方がいれば瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科にお越し下さい。