瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科の院長です。
今日はお子さんのいるお母さんへ向けてです。
先日とある親御さんからこの様な質問を受けました。
「大人の歯が生えてくるから、子供の歯は虫歯になっても大丈夫ですよね?」と。
実はこれは大きな間違いです。
乳歯には非常に大きな2つの役割が与えられています。
1つは、次に生えてくる永久歯を適切な位置へ誘導する役割があります。
生え換わる時期に乳歯がすでに虫歯でダメになっていた場合、永久歯を適切な位置へ誘導が出来なくなったり、永久歯自体が生えてこなくなる場合も時々あります。
2つ目は、乳歯は永久歯が生えてくるスペースを確保する役割も担っています。
虫歯で乳歯を抜いてしまった場合、その隙間を埋めるように、両隣の歯が寄ってきます。そうなると、永久歯が顔を出すスペースがなくなり、正しい方向に生えることができず、結果的に噛み合わせが悪くなる原因となります。
このように、大人の歯が生えてくる前までに虫歯にならないことは、今後の人生を歩むうえで非常に大切になります。
また、このような統計もあります。
「3歳までに虫歯を防げれば、その後、虫歯になりにくくなる」
生まれて間もない赤ちゃんには虫歯菌は存在していません。しかし生まれて以降、外部から虫歯菌が口の中に入ることで、虫歯菌に感染していきます。
感染しやすい時期は生後19か月から31か月と言われています。
この時期に虫歯菌の感染を防ぐことで、口の中の細菌バランスが整う3歳以降は虫歯菌に感染しにくくなり、成長しても虫歯のできにくい口腔環境が整います。
当院では、虫歯を防ぐための体制が整っております。
しかし、歯医者さんに通院するだけでは虫歯ゼロは達成させることは中々できません。
当然親御さんのご自宅での仕上げ磨きなどの協力も必要になります。
お子様の健やかな成長を、共に目指していきましょう!