桜山あしかり歯科の芦刈了平です。
今日は口臭についてです
皆さんは今まで自分の口臭に気がつく、また他人に指摘された事はありますか?
中々自分の口臭などは気づきにくいですよね
当然気になりますよね??
「かなり気になります。」
「休みの前の日しかニンニクは食べません!」
「フリスクをいつも持ち歩いてます!」
「口が臭う時は、マスクします!」
「手で覆って自分の口の匂いを確認します!」
など皆さん色々意見があるようですね
口臭とは自分が気にしていなくても他人は匂いを感じていて知らない間に他人を不快な気分にさせてしまったり、また逆に自分が臭っていると感じても他人は何も感じていないなど凄くデリケートな部分であると思います。
他人も指摘しにくいと思います
口臭とは一体どんな原因が考えられるのでしょう?
生理的口臭
生理的口臭とは起床時や空腹時、過度な緊張状態によってストレスがかかるなどにより、唾液の分泌量が減る事で引き起こされます。普段は唾液の抗菌、殺菌作用により口臭は抑えられてますが、寝ている間や緊張状態の時は唾液の減少が起こります。よって口の中が乾き、細菌が増殖する事で口臭が発生します。
これは誰にでも起こりうる現象であり、起床時に歯を磨いたり、空腹なら少しお腹を満たしてあげるなどする事で緩和されます。
病的口臭
病的口臭とは歯周病がひどくなってきた場合や虫歯が進んできた場合、口腔乾燥(口が乾く)などが原因になる場合や全身的な病気(糖尿病など)が原因で起こる場合があります。殆どの原因は口の中にありますね。
歯周病がひどくなってくると歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)が広がります。結果として細菌が潜むには最適な場所となります。歯周病が進み特に歯周ポケットが深くなると汚れが溜まりやすく、歯磨きでは取りきれなくなると奥の方で嫌気性の細菌(空気がなくても増殖できる細菌)が活発になり、このお口の中の嫌気性の細菌は硫化水素やメチルメルカプタンという気体を発生します。この硫化水素は腐った卵のような臭いや温泉臭に似て、メチルメルカプタンは魚の臓器のような匂いに似ているんです。なんとなく想像出来ますよね。
また虫歯になると歯に穴があいたりします。この虫歯の穴に食べかすが詰まりやすくなり、その食べかすが腐る事で臭いを発します。
飲食・嗜好品による口臭
タバコやニンニク、納豆、キムチ等による口臭は一時的なもので、時間の経過とともに臭いも無くなります。
心理的口臭
これは実はよくあるんですが、口の中には何も問題がなく、口臭はないのですが自分が口臭がすると思い込んでしまう事でストレスになり、口臭が発生してしまうという事があります。
今日は長くなってしまったので、次回もう少し口臭について書こうと思います