今日は先日、来られた患者様で左上の金属を白い樹脂に変えて欲しいとの事でした。
左上の治療前の写真になります。
左上の6番(第1大臼歯)、7番(第2大臼歯)に大きなメタルインレーが入っております。
今回は時間がない為に左上7番のメタルインレーを除去して、光CR充填に変えて行こうと思います。
まず浸潤麻酔後にインレーを除去していきます。
金属の下がカリエスになっており、それを大体除去した時の写真になります。
ここから保険の光CR充填(樹脂)をしていきます。
治療前の浸潤麻酔からカリエス除去、光CR充填、研磨まで治療時間は20分程度になります。
今回の処置で手前との歯に詰め物に少し段差が出来てしまいましたので、
次回隣の歯を処置する予定ですのでその際に研磨をしようと思います。
隣の歯とはフロスが抵抗ある程度に通る様に接触点を与えております。
患者さん自身も横から歯を見た時にメタルがなくなり、白い樹脂に変わっただけでも劇的に喜んでおられました。
虫歯がある程度大きくなってしまうと、修復処置として金属に置き換わる治療はとても多いのですがこのように金属を歯に入れる為に大きく削ってしまった歯でも、ギリギリ白い樹脂で治療が可能な場合もあります(勿論無理なケースもありますので)。
特に今回の様な最後方臼歯(第2大臼歯)では、メタルインレーを除去して光CR充填に変えるのは治療として簡単にできる場所ではなく噛み合わせの力が強くかかる部位でありますので、力のコントロールや顎関節の状態をしっかりと見ておく必要があります。
写真などは患者さんに全て同意を得て撮影、投稿しております。