瑞穂区桜山駅4番出口より徒歩1分の桜山あしかり歯科の芦刈了平です。
今回は高血圧だと歯科治療はできるのでしょうか??
この前の患者さんとの会話です
Kr「歯医者に来ると、どうしてもドキドキしてだめだわ」
Dr「大体、みなさんがそうだと思いますよ笑
現に僕も歯医者に行って治療される時など、凄く嫌ですからね」
Kr「先生もそうなんですね笑」
Dr「歯医者はやはり怖いイメージがありますよね。診療室のチェアーに座って
何をされるかが分かりませんので、自然と胸がドキドキしてしまいますよね。
何も持病のない元気な患者さんですら、歯科治療に対する不安や恐怖心から
ショックを起こす事があるくらいですからね。
ましてや高血圧などをお持ちの患者さんは特に気をつけないとダメですよね」
Kr「私も血圧の薬を飲んでますけど、あれは飲み続けた方がいいんですよね?」
Dr「そうですね。もちろん内科の先生に処方してもらっている薬を勝手に辞めて
歯科治療を受けると、血圧がかなり上がってしまい、めまい、吐き気、頭痛
などの様々な症状が出てしまう可能性があるので、歯科治療に来られる際には
いつものように降圧剤を飲んで来院してもらった方がいいですよ」
Kr「分かりました。治療は痛くないようにお願いしますね」
Dr「分かりました!」
このような会話でした。
高血圧とは普段何もしてない安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いている事を言い、収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上の場合を言います。
歯科医院に来院される場合は、高血圧がある事をしっかりスタッフに言い、内科医から処方されている薬(お薬手帳)をしっかり持参してもらうと良いと思います。
どうしても歯科治療時は精神的なストレスと肉体的苦痛の両者から内因性カテコラミンが放出し、血圧変動する要因となります。
また歯科治療前の血圧が180mmHg、最低血圧が110mmHg以上の場合は、当日の歯科治療を中止する目安となります。
高血圧だからと歯科治療が出来ない訳ではなく、血圧のコントロールが良好な場合、つまり日常のコントロールが最高血圧140mmHg未満、最低血圧90mmHg未満の場合は歯科治療は可能です
その際は僕たちは可能な限り精神的、身体的ストレスを少なくし、麻酔をする際も表面麻酔を使用して、なるべく刺入時の痛みの緩和をする事が必要になってきます
歯医者は嫌な所ですが、痛くなってからではなく、痛くならないように通院する、これが将来的に自分の歯を守る最善の近道ではないでしょうか!