瑞穂区桜山駅4番出口より1分の桜山あしかり歯科の院長です。
普段、何気無くお水や歯ブラシをした時にチカッと歯がしみたりした事はありませんか?
これは虫歯なんじゃないかと思われる方も多いと思いますが、
このような症状の場合、知覚過敏の可能性が高いと思います。
先日の患者さんとの会話です。
Kr「先生、左の上が歯がしみるんです」
Dr「診てみましょうか」
Kr「冷たいもの飲んだ時とか、歯ブラシが当たったりすると痛いんです」
Dr「虫歯などが原因では無いようですね」
Kr「そうなんですか、となると痛みの原因は何だろう。。。」
Dr「痛みの原因はおそらく知覚過敏が原因だと思われます」
Kr「知覚過敏ですか??」
Dr「そうです。ここの歯茎が下がってしまった部分の歯の根の部分が
露出してしまい、この歯のくびれの部分が凹んでいますよね。
この凹んだ部分を楔状欠損と言うのですが、この楔状欠損は象牙質が
大きくむき出しになっているので冷たいお水などでしみる知覚過敏の
症状を引き起こしてしまうのです」
Dr「この楔状欠損は例えば歯ブラシを強く当てすぎると、
象牙質は柔らかい組織なので余計削れていきます。
ですので、あまりにもお水を飲んだ時やブラッシングで
しみたりする場合はレジンでその部分を封鎖する事により、
象牙質の保護が出来て、知覚過敏の症状も治りますよ」
Kr「なるほど、この歯茎が下がっている所、色が少し黄色くてどうしてだろう
と思っていたんですよね」
Dr「知覚過敏の原因は歯ぎしりにより歯が磨り減った、歯茎が下がる事により
歯の根っこが露出してなど様々な事が考えられるのですが、
細菌感染によって歯が痛んでいるわけでは無いので、症状にも痛かったり
痛くなかったりと波があると思います」
Dr「ですので、痛み自体が治まっている場合、
特に加療がいるわけではありませんので安心して下さい」
kr「なるほど、よく分かりました!」
この様な会話でした。虫歯と知覚過敏は痛みを感じるメカニズムは似ていますが違う点といえば、それが虫歯によって引き起こされた痛みなのか虫歯とは別の理由で起きたのか、という事です。ですので、虫歯の場合は仮に痛みが治まっていても治療する必要性がありますが、知覚過敏の場合は痛みが治まっていれば特に治療が必要な事はありません。
知覚過敏と言ってもその原因には色々なものがありますので、その痛みを取り除く方法はその原因に合わせて選択していく必要がありますが、第1の目的は痛みを取り除く事になります。
もしお口の中で奥歯がしみる、などの症状がある場合知覚過敏の可能性がありますので、もし気になる方、瑞穂区桜山駅4番出口より1分の桜山あしかり歯科までご相談下さい。