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子供の発音がおかしい?!

瑞穂区桜山駅より徒歩1分の桜山あしかり歯科です。

今日は舌小帯短縮症についてです。

あまり聞きなれない言葉ですが。。

先日の患者さんの母親とその5歳のお子さんの事についての会話です。

Kr「この子なんですけど、なんか発音がおかしいような気がするんですよ」

Dr「例えばどんか事が気になるんですか?」

Kr「うーん、例えばなんか滑舌が悪いような気がするんですよね」

Dr「もしかすると舌小帯の異常かもしれませんね」

Kr「なんですか、それ?」

Dr「舌の裏側にヒダがあるんですけど、そのヒダが生まれつき短かったりヒ

  ダが舌の先端に近い所に付いている事があってこのような状態を舌小帯

  短縮症と言います。舌を前に突き出すと舌の先端にくびれが出来てハー

  ト型の舌になるのが特徴ですね。

  舌小帯短縮症には色々な呼び方があり舌強直症、舌小隊癒着症などと

  呼ばれる事がありますね。」

Kr「この子の場合、そうなんですか?一度診てもらっても良いですか?」

Dr「どれどれ、なるほど。そこまで重度ではなさそうですね。

  このような場合、まず機能訓練をしてもらえる施設に行って、

  トレーニングを行うだけで軽減される場合もありますね。」

Dr「一度紹介するので大学病院の口腔リハビリテーション科で診てもらうと

  良いと思いますよ。」

Kr「分かりました。一度行ってみます!」

このような会話でした。

このように舌小帯短縮症により発音障害は軽度の事が殆どですが、舌の運動制限がある為に話ずらさを感じている方がいます。

具体的には

・タ行、ナ行、ラ行が言いにくい。

・食べ物をボロボロこぼす

・口をあまり開けずに小さな声で話す

が挙げられます。

治療法としては軽度の場合、機能訓練を行うだけで症状が軽減される場合もあります。

トレーニングだけでは難しいと判断された場合は舌小帯のヒダを切る舌小帯伸展術を行います。

昔はメスを使用して行っていたのですが、近年はレーザーによって行う事ができるようななった為、処置時間も出血も疼痛も全て軽減されるようになりました。

術後は瘢痕収縮の防止や動きやすくなった舌を上手に使いこなせるようにする為の機能訓練が必要になります。

一度気になる方は、かかりつけの歯医者さんで相談してみると良いでしょう!