桜山あしかり歯科の芦刈了平です。
今日は歯ブラシをする時間についてです。
あまり歯ブラシの時間を意識されてる方は少ないのではないでしょうか??
この前の患者さんとの会話です。
Kr「歯ブラシって、どうしてもパッ、パッっとやってしまうんですよね」
Dr「大体いつも何分くらい磨いているんですか?」
Kr「いつも大体1分くらいだと思います」
Dr「1分ですか?!それは短いですね笑」
Kr「そうなんですか?!大体何分くらい磨けば良いんでしょう?」
Dr「そうですね。僕が歯ブラシをすると最低でも10分はかかりますね」
Kr「10分ですか?!そんなに時間をかけないとダメなんですね」
Dr「まあ歯ブラシの目的は時間よりもいかにプラークが落ちたかになりますので、
当然短くても綺麗に磨けている方もおられますよ。」
Kr「そうですか~、なかなかその時間をかけるのは大変ですね笑」
Dr「まあ歯ブラシは特に夜しっかり磨くのが大切なので、夜しっかりやってみては
どうです?」
Dr「歯ブラシの磨き方のコツとしては磨く順番を自分で決めるのです。
実は気づかないうちに同じ所ばかり磨いていたりするので、イメージとしては
一筆書きで順番を決めて磨いてみるですね」
Dr「後は歯ブラシだけをしてると飽きてきたりもしますので、
何かテレビを見ながらでも良いので、ながら磨きをするのもオススメです」
Kr「なるほど!一回試してみます!」
Dr「頑張ってみて下さい」
このような会話でした。
実はこの歯磨きの時間は皆さん、あまり意識していないと思います。
現に患者さんによく聞くのですが、大体1~2分程度と返答される方が殆どです。当然、一人一人口腔内の環境は違いますし、歯並びで歯ブラシが難しくなる事もありますので、一概には何分とは言い切れませんが、あくまで目的は歯垢(プラーク)をしっかり落とす事になります。
丁寧に1~2歯ずつを全体的に磨いていくと、大体10分程度はかかります。この10分を一つの目安にしても良いと思いますよ。
また夜しっかり磨く事が重要になります。これは、夜寝ている時に唾液の量が少なくなる事により、虫歯や歯周病になるリスクが高まるからなんです。
ちなみにですが実は歯ブラシだけでは実はプラークを完全に除去するのは難しいです。
大体歯ブラシで口の中の汚れは60%程度しか取れないとされています。
そこで歯間ブラシやフロス(糸ようじ)を使用する事により80~90%程度除去できるとされています。
出来れば夜寝る前にしっかり補助道具を使用して、しっかり時間を取って歯ブラシをしてみてはいかがでしょうか。