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口臭について②

桜山あしかり歯科の芦刈了平です。

今回は前回の口臭についての続きです。

口臭の原因にはどのような事が考えられるか?でしたよね


その他に考えられる事として

自分では臭いを感じるのに他人は全く感じていない『自臭症』、その逆自分は感じていないのに他人は感じる『他臭症』というのもあります。

これは心因的な要素も少なからず含まれており、気にしすぎやストレスのため過ぎなどで起こる事があります


あと口腔乾燥症も原因の1つです。口腔乾燥症とは、唾液の分泌量が減る事により、口腔内が乾燥した状態になる事です。
年齢である程度は仕方ないところもあるのですが唾液の分泌量が少なくなると口の中の自浄作用の働きが少なくなります。
自浄作用とは歯の表面や歯の間などについたプラークや食べかすの残りを洗い流す作用の事です。自浄作用が少なくなると食べかすがお口の中に残りやすくなり口臭の原因となるわけです


ではここで、口臭の予防法として

まずはお口の中の環境を整える事から始めてみましょう


確かに全身的な病気からくる口臭もありますが1番はお口の中の細菌から出る口臭が最も多いのです。なので歯と歯周ポケット(歯茎)のクリーニングをしましょう。
歯が悪くなければ虫歯になっていき、歯茎が弱くなり悪くなれば歯周病になります。
その事が口臭を生み出す原因になります。
その為にはまず正しい歯磨きの方法を身につける事です。縦磨き、横磨き、補助道具(歯間ブラシ、フロス)など色々方法があります。


次に舌のお掃除です。これは意外と掃除してる方少ないのかもしれませんが、舌には舌苔という汚れが付きます。(舌の上に白くこびりついたあれです)
舌ブラシという道具使って舌の上をお掃除しましょう。ただあまりやり過ぎるとオエっとなりますので、注意してください


あとは、やわらかい物ばかりを食べないようにしましょう。舌は構造上デコボコしています。そのため汚れなどが絡みやすくなっています。やわらかい食べ物はどうしても水分を多く含んでいる場合が多く舌に汚れがつきやすくなります。


また唾液分泌のコントロールをするのも効果的だと思います。唾液は汚れを洗い流したりする自浄効果があります


年齢が上がっていくとどうしても唾液の分泌量は減ってしまうのですが水分を多く取ったり、食事の際もよく噛んで唾液が沢山出るように、また唾液腺のマッサージと唾液分泌に役立つので工夫してみましょう


ちなみに唾液腺は口腔内には3カ所あり、耳下腺、顎下腺、舌下腺があります。

耳下腺 耳たぶのやや上方、上の奥歯辺りにあります

顎下腺 下顎の骨の内側の柔らかい部分になります

舌下腺 下顎の先の尖った部分の内側、舌の付け根にあります

唾液腺のマッサージは力を入れずに、軽く圧迫しながら円を描くようにマッサージすると良いですよ

口臭で悩んでいるのでる方は大勢いると思いますが、原因があればその治療法もあるわけです

もし気なる方がいるようでしたら、歯医者さんで一度相談してみては如何でしょうか